映画の感想

【ネタバレ】「スポットライト世紀のスクープ」のあらすじと感想

<景品表示法に基づく表記>本サイトのコンテンツには商品プロモーションが含まれています。

第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した映画「スポットライト 世紀のスクープ」のあらすじと感想【ネタバレ】

   wikiより

 

アカデミー賞作品賞と脚本賞を受賞した映画「スポットライト 世紀のスクープ」のあらすじと感想です。

 

ネタバレを含みますので未視聴の方はお気をつけください。

 

 

スポットライト 世紀のスクープのあらすじ

2001年の夏、ボストングローブ紙に新しい編集局長のマーティバロンが着任する。

地方から来たユダヤ系の彼は、着任早々街全体がタブー視していた神父の児童に対する性的虐待を記事にすることを提案。

特集記事欄「スポットライト」を手がける四人の記者と共に、彼らは極秘で調査を開始する。

 

しかし、調査を進めていくうちに神父の虐待を教会が黙認、更には裏で弁護士を雇い「示談」にもっていた事実が判明し……

 

 

■キャスト


 

左が役名

マイク・レゼンデス ■ マーク・ラファロ(宮内敦士)
ウォルター・”ロビー”・ロビンソン -■マイケル・キートン(牛山茂)
サーシャ・ファイファー ■ レイチェル・マクアダムス(森なな子)
マーティ・バロン ■ リーヴ・シュレイバー(大塚明夫)
ベン・ブラッドリー・ジュニア■ ジョン・スラッテリー(仲野裕)
マット・キャロル -■ブライアン・ダーシー・ジェームズ

 

 

【ネタバレ】スポットライト世紀のスクープの感想

 

隠蔽、裏取引、街ぐるみの黙認…

 

色々な事を考えさせられる映画でした。「宗教」に興味が無い人でもぜひ観てもらいたい作品。

 

 

■排他的な小さな街

地方から来たユダヤ系のバロンさん。着任早々、地元ではタブー視されている問題に真っ向から取り組んでいく彼。

 

当然周囲からは猛反発をうけます。それでもめげずに、彼はとても優秀なチームと共に事実をつきとめていく。

 

久々に映画を吹き替えで観たんだけど、バロンの声優さんが大塚明夫さんなんだよね。

 

こんな良い声の上司が来たら私だって3面記事でも3000面記事でも書いてみせますよ…(お任せ下さい)

 

小さな町で地方民がよそ者扱いされるのは世界中どこでも一緒なんだなぁ。

 

■道具がすごい

 

舞台は2001年。

 

コンピューター(デスクトップ)、大きいコピー機、ガラケー…よくこんなに道具を集めたね!と思わずにはいられませんでした。道具を見ているだけでも楽しめます。

 

アナログの世界だから、だからこそ記者たちが一つ一つ紙の資料とにらめっこして、被害者の為に夜も眠らずに奮闘する姿が本当に、本当に心に響きます。

 

今なら証拠となるもの見つけてツイートしちゃえばそれで終わっちゃうからね(映画「スポットライト」(上映時間2分))

 

■被害者の声

神父に性的虐待をうけたゲイの男性被害者

 

「ゲイの自分を初めて受け入れてもらえた。

あんなことをされても、それでも男に惹かれてしまうの」という言葉が凄く印象に残ってます。

 

 

映画の最後に「この記事がきっかけで、虐待が発覚したのは以下の国名(地方)」っていって、ズラーーーっと地名がかかれたのもまた印象的でした。

 

■全体的な感想

特に大きな山場があるわけでもなく、ただ記者が事実を追及して、協力して、暴くという映画。

淡々としてるけど、「事実を伝えたい!」という製作者の熱い気持ちが見ている側にも伝わる、そんな映画でした。

役者さんも日本語の声優さんも素晴らしかったです。

 

 

個人的に好きだった台詞

 

「つい忘れるが、我々はいつも手探りで暗闇の中を歩いてる。

そして急に光が射して、ようやく間違えた道を来たのが分かる」

                    マーティ・バロン