映画の感想

映画「スタンドオフ」のあらすじと感想

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IMDbより

WOWOWで放送されていた映画「スタンドオフ」のあらすじと感想です。ネタバレを含みますので未視聴の方はお気をつけ下さい。

 

☆ネタバレなしの一言感想☆

悪役・ローレンスさんの演技が素晴らしい。80分しかないので密室劇が好きな人にはおすすめ。

 

 

予告編

 

 

キャスト

■左が役名

元軍人カーター/トーマス・ジェーン(「ミスト」)

殺し屋セイド/ローレンス・フィッシュバーン(「マトリックス」)

少女バード/エラ・バレンタイン

カーターの元妻マーラ/ジョアンナ・ダグラス

 

あらすじ(ネタバレあり)

 

前半

殺人現場を目撃してしまった少女、バードは近くの家で暮らすカーターの家に助けを求める。

追ってきたヒットマンに足を撃たれたカーターは、少女を家の中に誘導し、自身も軍人時代に使っていた散弾銃で応戦。ヒットマンの腹に一発あてる事に成功。

怪我を負ったヒットマンは、カーターの家の一階で止血を行う。

二階に逃げ込んだカーターも、バードの力を借りて足の止血を行う。

 

ヒットマンは

「俺の顔を見た少女をこっちに渡せ。そうすればお前の命は助けてやる」

と、二階にいるカーターに叫ぶ。

 

しかし、カーターは要求に応じず、バードを守る決心をする。

 

 

後半

 

カーターの家にパトロール中の新米巡査がやってくる。

ヒットマンは彼を椅子にしばりつけ「少女と交換だ」と、カーターに取引をもちかける。

しかし、カーターは交渉には応じず、巡査はその場で撃ち殺されてしまう。

 

「お前は釈にさわる」

 

いう事を聞かないカーターに対し、ヒットマンはいら立ちを募らせる。

 

話し声とお互いの足音でしか相手の様子を探れない状況の中、カーターは家の発電機のガスが無くなる事を思い出す。

家の中が真っ暗な状態になれば、ヒットマンに罠を仕掛けられても気づくことができない。

しかし、カーターは足の怪我でうまく動くことができなかった。

 

そしてそれはヒットマンも同じだった。

ヒットマンはケリをつけるため、カーターの携帯を使ってカーターの元妻、マーラを呼び出した。

 

マーラを人質にとられたカーターはバードに散弾銃を手渡し、ナイフを隠し持って一階に降りる。

 

部屋の電球が点滅した瞬間、人質のマーラがヒットマンに肘鉄を食らわせる。直後、カーターはナイフでヒットマンを刺し、ヒットマンも銃を発砲。

 

ヒットマンは死に、カーターは怪我を負いながらも一命をとりとめる。

 

 

自分の元に駆けつけてきたバードに対して、カーターは「失うものは何もない」と、バードの父が生前よく言っていた言葉を引用し、彼女をなだめる。

 

 

 

感想

「キューブ」のように一つの舞台で行われる密室劇。

脚本が面白くないとダラけてしまう事が多いんですが、今作は80分という短さもあってダラけずに楽しめました。

 

ストーリーはほぼカーターの家で行われるんですが、二階と一階で怒鳴りあう二人の掛け合いが高校生みたいで面白かったです(笑える状況ではない)

 

悪役のヒットマンを演じたローレンス・フィッシュバーン氏の演技が物凄く良かったです。

元奥さんを呼び出して人質にするとか、女・子供にも容赦しない姿が「レオン」のスタンフィールドっぽかった。

でもローレンスさんがうますぎて主役のトーマス氏の影がちょっと薄くなったかな、と言う感じ。

 

あと結末が少し物足りないかなぁ。もう後半になるとヒットマンがよく喋る人殺しのイメージしかなくなってきたので、一瞬でとどめをさして欲しかった。

 

 

 

■スタンドオフの意味

元はラグビーで使われる用語らしいですが、軍事用語としても用いられるらしいです。

意味は相手の攻撃領域から離れている、近づけない、応じない…など。

 

邦題もそのままだったのでよかった。でもキャッチコピーの「興奮度MAXのエクストリーム・シチュエーション・バトル」はちょっとよくわかんないです。