「スマホを見ただけで目が痛い」「テレビは平気なのにスマホを見ると目の奥が痛い」という症状が出る時があります。
この原因はスマホの眼精疲労です。通常、目の疲れはぐっすり眠れば2、3日で治ると言われています。眼精疲労はこの疲れがとれず
・目が重い
・目の奥が痛い
・頭痛・吐き気
・目を動かすだけで痛い
という症状が出てきます。携帯を見ただけで眼精疲労が起きるのは下の二つの事が原因になっています。
スマホ眼精疲労の2つの原因
スマホで眼精疲労が起きる原因は以下の二つです。
SNS・LINEの使いすぎ
目を上下に動かしてみてください。目がゴワゴワしたり、痛みを感じませんか?
眼球の周りには外眼筋と呼ばれる6本の筋肉があります。この外眼筋は視線を上下左右に動かすための筋肉ですが、スマホやPCなど一定の距離で物を見続けると硬くなっていきます。
Facebook、Twitter、LINEなど、上から下へ目を動かすという同じ動作を長時間続けると、外眼筋が固まり目を動かすだけで痛みが出てきます。
ブルーライト
もう一つの原因がブルーライトです。ブルーライトとはスマホからは発せられる青色の光の事です。
ブルーライトは目の奥の網膜にまで到達するため、浴びすぎると頭痛が起こり、不眠症にもつながります。
このブルーライトは
・テレビ
・街灯
・パソコン
など、あらゆるものに使われています。スマホや携帯は画面と目の距離が15~20センチと近いため、他の機器よりも眼が影響を受けやすいのです。
スマホ眼精疲労の対策方法
眼精疲労は悪化させない事が大切です。ここでは実際に効果があった対策方法について紹介しています。
スマホを持つ高さを変える
スマホを使う時、うつむいた状態で使う人がほとんどです。長時間この姿勢を続けていると眼圧があがり、頭痛・眼痛を引き起こします。
携帯を使う時は目と同じ位の高さにスマホを持って使うのがおすすめです。
肩こり・ストレートネックの予防にも効果的です。
画面の明るさを調整する
スマホの画面の明るさは部屋の明るさによって変える必要があります。下の方法で適切な明るさを見つけて下さい
1.メール画面を開き、新規メールを作成
2.文字を打ち、読みやすいと感じる所まで明るさを調整する
機種によっては明るさを自動調整してくれる機能もついています。使っている機種に自動調整機能が入っているか確認してください
iPhone→「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「ディスプレイ調整」
Android→「設定」→画面設定→「明るさ」の欄にある自動調整
SNSの使用時間を減らす
SNSは依存度が高いため、長時間続けてしまいます。
・使用時間を決める
・ツイ禁などの期間を設ける
・PCから見るようにする
などの対策がおすすめです。
ブルーライトカットアプリを入れる
ブルーライトカットアプリとは、画面の青色を制限して画面を見やすくするアプリの事です。
機種によってはデフォルトでこの機能が使えます。
関連サイト:1分で完了!スマホでブルーライトカットする方法 おすすめのアプリも
寝ながらスマホをやめる
ブルーライトは
・デジタル機器との距離が近い
・暗い場所で使う
と、目の奥に強く刺激がいきます。寝ながらスマホは立っている時よりも画面との距離が近くなるので、よりブルーライトの影響を受けます。
睡眠の質にも影響するので、最低でも寝る30分前からは携帯をいじらないようにしましょう。
目を一分間閉じる
スマホを長時間使わなきゃいけない時は目を一分間閉じてください。
これだけで眼痛が和らぎ、目のかすみがとれていきます。血流も改善されるので、視野が明るくなるように感じると思います。
目を温める
スマホで固まった筋肉のコリをほぐし、血行を良くしましょう。おすすめなのがホットタオルです。
■ホットタオルの作り方
1.フェイスタオルを水でぬらす
2.レンジで10~20秒温める(※やけどに注意!)
瞼の上に数分間のせるだけでコリがほぐれていきます。面倒な人はレンジで温めるだけで簡単に使えるアイマスクがおすすめです。
200回以上繰り返し使えるのでコスパが良いです。
ストレッチをする
1.目の前で人差し指を立てます
2.人差し指を右→左に動かして、目だけで追います。これを5回繰り返します。
これは目のかすみ・ぼやけに効果的です。痛みが強い時は1,2回から始めて下さい。
おさらい
私がスマホの眼精疲労になった時、1週間は痛みが続きました。いっぺんには治らず、徐々に痛みが和らいでいきます。
痛みが和らいだ時にスマホをやり続けるとまた悪化するので注意してください。