映画とリメイク版「ローズマリーの赤ちゃん」のあらすじと感想です。ネタバレを含みますので未視聴の方はお気をつけ下さい。
※イラストは本作品と一切関係ありません。また、「おぎゃぁ」という泣き声に昭和みを感じて頂ければ幸いです。
映画ローズマリーの赤ちゃんのあらすじ(ネタバレ)
売れない役者のガイとその妻ローズマリーは古いアパートに引っ越す。二人は隣家のカスタベット夫妻を世話焼きな夫婦と思いながらも、次第に交流を深めていった。
しかし、カスタベット夫妻とアパートの住民は実は悪魔教の信者だった。彼らはローズマリーに悪魔と交配させ、悪魔の子ダミアンを産ませる計画を練っていた。
ローズマリーの夫のガイは、カスタベット夫妻に自分の出世を約束させる代わりにローズマリーのお腹を貸す契約を交わす。ローズマリーは悪魔に犯され、悪魔の子供を出産する。
真実を知ったローズマリーは発狂し涙を流す。しかし、最後には息子への愛が勝り悪魔の子供を育てる決心をする。
感想
1963年に制作されたこの映画。妊娠したローズマリーは「隣家のやつらはおかしい!」とわめきたてる。しかし、周りの人間は「妊娠期によくある情緒不安定さ、HAHA」と、言ってなだめて終わり。
視聴者には最後まで誰が狂っているのか分からない。それがこの映画のみそだと思う。
……が、最後にいくまでが長い!!!個人的には136分はちょーっと長いと感じました。
最後にはローズマリーが赤ちゃんを育てる決意をして終わるんだけど、肝心の赤ちゃんの顔も全然映らないし、終わり方としても物足りなかったです。
そしてローズマリーの夫のガイが本当にどうしようもない人間なので、途中で
「何だバカヤロー!ダンカンガイっこのやろー!」と叫びたくなりました。
この時代のオカルト映画は最終的には人間が一番怖いというのを表現してて、これはこれで好きなんだけどね。終わり方としてはリメイク版の方がよかったなぁ。
リメイク版のあらすじ(ネタバレなし)
リメイク版の舞台はパリ。
ダンサーのローズマリーと作家志望の夫ガイはニューヨークからパリに引っ越す。ある日、二人は資産家のカスタベット夫妻と知り合い、交流を深める。しかし、過去にカスタベット夫妻と交流のあった若い夫婦に悲劇が起きていたことを知り…
という内容。こちらは全4話のドラマとして構成されてます。「スーツ」でお馴染みのパトリック・J・アダムスさんが出てるよ。
リメイク版の感想(ネタバレあり)
こちらはトントン!と話が進んでくれたので見やすかった。パトリックさんがちょっと頼りない旦那、という感じがして可愛いかったです。
リメイク版の最後はローズマリーが赤ちゃんをベビーカーに乗せて散歩するシーンで終わりなんだけど(間違ってたらごめん)こっちの方が終わり方としては好きでした。赤ちゃんの顔も映画より映ってた。
ずっと前にWOWOWで観たんだけど、また放送してくれないかな。