WOWOWで放送された海外ドラマ「クリミナルマインド」シーズン10の感想です。がっつりネタバレしてるのでお気を付けください。
1はこちら
BAUの父 ギデオンの死
ツライ。
本当につらい。もう正直この話は「何で、何なの?」という感じです。
かねてよりギデオン役のマンディさんが「クリミナルマインドに出たことを後悔している。あんなに残酷なシーンや女性が殺されるシーンが多いとは思わなかった。でもそれは誰のせいでもない」という事を言ってたので、納得している部分はありました。
でもマンディさん抜きにして考えたら全然納得いかない。
前に「ギデオンの遺言」を見た時は「あぁそうかぁ・・」って納得した部分もあったけど、やっぱり腑に落ちないというのが正直な所。
まずギデオンが殺されるっていうのは、それはありえなくも無いかもしれないけど、自分の大好きな場所で、でもたった一人で殺されてしまうなんてこれはおかしい・・悲しすぎる・・(T_T)
ロッシと一緒に今のBAUを作った人なのに、殺人者に殺されてしまうなんて・・。
今までちょいちょいギデオンの名前は番組の中で出てきてたけど、それが急にこのような形で出てきたかと思えば、いきなりギデオン死んでるし、ギデオンの若い頃の役者さんマンディさんにくりそつだし(本当によく見つけてきたな)
私のように未だにギデオンが大好きな人も多いわけで。特にクリマイの初期のシリーズが好きな人はそうなんじゃないかなぁ。あの頃は救われる命も多く、殺人の内容もここまで残酷じゃなかった。
ギデオンについては語りだすときりがないので別記事に書きます。愚痴っぽくならないようにしないと・・
ケイト・キャラハンという役と女優ジェニファーラブヒューイットについて
たった1シーズンで降板。
とにかく驚きました。理由は「ジェニファーが育児に専念したい」からとのこと。
クリマイは脚本家がキャストに合わせてストーリーを考えることも多く、ジェニファーの退職理由も「子供との時間を大切にしたい」ことから。
ジェニファーはクリミナルマインドに合わないという声は元々あったんですが、私はジェニファーが好きなのでずっと出てほしかったなぁ。キャラ的にもさばさばしていてよかったと思う。ただ「FBIらしいか?」と聞かれたら「うーん」という感じ。
女性キャラの中ではJJが一番好きなんですが、どちらも「強い母親」となってしまうと、確かにかぶってしまう面があるなとは思う。もうちょっとキャラをしっかり作ってあげたらよかったんじゃないかなぁ。結局このせいで「家族をテロで亡くした」という設定もうまくいきないで終わっちゃった気がする。
それにケイトの子供のメグは実際には姉の子供なわけで。ケイトが妊娠することで自分(メグ)の立場はどうなるのかとか、不安になるメグがそれを乗り越えていくシーンもないままになっちゃった。
最初にケイトというキャラに重たい設定を盛り込みすぎたのも原因かも。別に重たくなくていい気がするし、ちょっと悪人ぽいクセのある感じの人が出てきてもいいと思うんだけど。
ケイトがサっと来てサっと消えてしまったのはとても残念。でもジェニファー自身はキャストやスタッフと良い関係を築けたらしく、WOWOWのインタビューでは「これだけ長く続いている番組に途中から参加するのは本来ならとても難しいこと。でもいい関係を築けてる。マンテーニャ(ロッシ)は本当に良い人よ」
というようなことを楽しそうに話してたので、降板することになっても彼女にとってはプラスの体験だったと思いたい。
「いつでも戻っておいで」という優しいホッチ。これはきっとキャストやスタッフの言葉だったんだろうなぁ。
Kate got in a jail fight on #CriminalMinds pic.twitter.com/GtSP9NbcXJ
— Jennifer Love Hewitt (@TheReal_Jlh) 2015年1月10日
ジェニファーの公式ツイッターより。クリマイの撮影シーン。