ベイツモーテル

ベイツモーテル最終章全話ネタバレと感想 母と息子と狂気と愛と

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海外ドラマ「ベイツモーテル」シーズン5最終章の全話のネタバレと感想です。前回のシーズン4の感想はこちら→ベイツモーテルシーズン4全話のあらすじ感想 愛しの○○、さようなら

 

ベイツモーテル最終章のネタバレ

全10話に色々なことを詰め込みすぎたのでは?という感じが拭えない最終章でした。キレよく終わらせるためにはメインキャラの殺戮もいとわない製作者に恐怖を感じました。

 

簡単にまとめると

・ノーマの兄はチックに轢き殺された

・脱獄したロメロはモーテルに行き、地下室にいたチックを射殺

・ロメロはノーマンを刑務所から拉致し、ノーマの遺体がある場所に案内させるがノーマンに石で殴り殺される

・ノーマンを担当してた精神科医の先生も死んでいる

・ディランが自分の世界に閉じこもったノーマンを引っ張りだそうとするが失敗。ディランはナイフで襲い掛かってきたノーマンを銃で撃ち、ノーマンは死亡

 

(´-`).。oO(またメインキャラが消えていく…一人、そしてまた一人……)

 

ノーマンは死亡し、母親と同じ墓に埋葬される。ディランはエマと娘と幸せに暮らす。

 

ベイツモーテル最終章の感想

S5を振り返ってみると、やっぱり詰め込みすぎたのでは?という感じが拭えませんでした。

映画「サイコ」をベースにしてるなら、S4で終わった方が綺麗だったかもしれません。

 

ただ、最終回でディランが「お前とノーマと、エマと娘でクリスマスを過ごしたかった」っていう願望を口にした時は思わず涙が

 

(:-:).。oO(お兄ちゃん……!!!!)

 

常に冷静で感情を表に出さないディランのお言葉。でも、そんな言葉は自分の世界にこもったノーマンには聞こえるはずもなく…

 

ノーマンは本当に可哀想な子。ただ、一歩間違えればディランがノーマンの立場になってた。だからこそディランはノーマンを何とかしてあげたかったのかも。

 

ノーマンのモデルになったエドゲインについて

数年前ですが、映画「サイコ」のモデルになったエドゲイン氏について書かれた本を読みました。

 

wikipediaより引用

 

彼は地元の墓場から女性の死体を掘り返し、その死体で戦利品と記念品を作りだします。

  • 女性の胴体の皮膚で作った胴着
  • 複数の乳首から作ったベルト
  • 人間の肉で作った靴下

など。

その狂気性と10人以上の女性を殺害した連続殺人犯として、サイコ以外にも色々な作品に影響を与えてます。

 

エドの母親は異常なほどに信心深い人で、二人の息子達を悪で包まれた外界から守るために、人里離れた土地に住みます。

母親は「女はお前を誘惑する」「外の世界は悪徳で包まれてる」と、エドと彼の兄に教え込みます。

母親は気弱な旦那にも失望し、子どもたちの前で旦那を「役立たずだ」とけなします。次第に旦那は酒に溺れ、アルコール依存症になります。

家では一切の下ネタが禁止されたため、男友達にからかわれ悲惨な子供時代を過ごしたエドゲイン。

 

母親の歪んだ教育によってエドの心は崩壊しますが、それでもエドは母親を心から愛してました。

警察に逮捕された後、エドは重度の精神病者として一生精神病院で暮らし、そのまま病院で亡くなりました。

 

ノーマンが「精神病院で一生暮らすのは嫌だ」って言ってたけど、それはエド・ゲインを意識して作られたセリフだったのかもしれません。

 

全シーズンを観終えての感想

色んな事を考えさせられるドラマでした。母親の愛や支配欲、兄妹の関係、虐待する両親、兄弟の絆。

吹き替えも凄く合ってて楽しめました。

ただ、S4から少しダラダラしてしまった感じがします。ノーマを殺すシーンをいれないで、最終章で「実はノーマはとっくに死んでたよ!」ってネタバレをいれたら良かったのでは?

 

これだけの人を巻き込んだノーマとノーマンの力は本当に恐ろしいですが、最後にディランとエマちゃんが幸せになってくれたのが唯一の救いでした。お腹いっぱい。

製作者の皆様、お疲れ様でした。

 

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